【例文・練習付き】似た意味の日本語の使い分け|~ようだ・~そうだ・~みたいだ・~っぽいの意味・使い方の違い

「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」などの情報から推定・判断するときに使う日本語の使い分け

~ようだ・~そうだ・~みたいだ・~っぽい の違いは何ですか。

マイク
マイク

~ようだ」と「~そうだ」と「~みたいだ」と「~っぽい」はどういう意味ですか?

リサ
リサ

~ようだ」と「~そうだ」と「~みたいだ」と「~っぽい」の使い方はどう違いますか。

日本語では、人や物の様子から判断したり、推定したりするときに、「~ようだ」「~そうだ」「~みたいだ」「~っぽい」といった表現を使います。

英語では、「~ようだ」も「~そうだ」も「~みたいだ」も「~っぽい」も “seems / looks like “と翻訳されることがありますが、ニュアンスや使い方には違いがあります。

ここでは、それぞれの意味・性質・場面・使い方をわかりやすく整理し、例文も紹介しています。

 

~ようだ」「~そうだ」「~みたいだ」「~っぽい」の意味の違いを知って、しっかり使い分けましょう。

 

にほんごでは、ひとや ものの ようすから はんだんしたり、すいていしたり するときに、「~ようだ」「~そうだ」「~みたいだ」「~っぽい」といった ひょうげんを つかいます。

えいごでは、「~ようだ」も「~そうだ」も「~みたいだ」も「~っぽい」も ”seems / looks like”と ほんやくされることが ありますが、にゅあんすや つかいかたには ちがいがあります。

ここでは、それぞれの いみ・せいしつ・ばめん・つかいかたを わかりやすく せいりし、れいぶんも しょうかいしています。

 

「~ようだ」「~そうだ」「~みたいだ」「~っぽい」の いみの ちがいを しって、 しっかり つかいわけましょう。

~ようだ とは 

~ようだ」は、やや客観的、確かさの程度は高く、フォーマルな表現です。説明文や報告、ニュースなどでよく使われます。seems to be / appears to be

「~ようだ」をまとめると、以下のようになります。

●性質:やや客観的
●確実性:高い
●場面:フォーマル

「~ようだ」は、やや きゃっかんてき、たしかさの ていどは たかく、ふぉーまるな ひょうげんです。ぶんしょうや にゅーす、せつめいぶんなどで よく つかわれます。

「~ようだ」をまとめると、以下のようになります。

●せいしつ:ややきゃっかんてき
●かくじつせい:たかい
●ばめん:ふぉーまる

接続

普通形(なAな/Nの)+ようだ

「~ようだ」の例文

「~ようだ」を使った例文① 上司と部下の会話

上司:最近のエマさんの様子はどうですか?

部下:エマさんは、目の下にクマができていて、だいぶ疲れているようです。


▶誰が見てもわかる事実(目の下のクマ)に基づく報告です。

目の下にクマがあって、だいぶ疲れているようだ

目の下にクマがあって、だいぶ疲れているようだ

「~ようだ」を使った例文② ニュースでの報告

テレビ:午後の動物園の様子をお伝えします。園内のパンダは、昼過ぎはほとんど寝ているようです。

てれび:ごごの どうぶつえんの ようすです。えんないの ぱんだは、ひるすぎは ほとんど ねているようです。


▶フォーマルで信頼性の高い報告。

パンダは昼過ぎには寝ているようだ

パンダは昼過ぎには寝ているようだ

「~そうだ」 とは

~そうだ」は、やや主観的で、確かさの程度は高めで、日常会話でよく使われる表現です。looks / seems

「~そうだ」をまとめると、以下のようになります。

●性質:やや主観的
●確実性:高め
●場面:日常会話

「~そうだ」は、ややしゅかんてきで、たしかさの ていどは たかく、にちじょうかいわで よく つかわれる ひょうげんです。

「~そうだ」をまとめると、いかのようになります。

●せいしつ:ややしゅかんてき
●かくじつせい:たかめ
●ばめん:にちじょうかいわ

接続

●降りそうだ(Vます+そうだ)
●降らなそうだ(Vない+そうだ)
●面白そうだ(いAい+そうだ)
●面白くなさそうだ(いAくない+さそうだ)
●暇そうだ(なA+そうだ)
●暇じゃなさそうだ(なAじゃない+さそうだ)

注意

~そうだ」は、その時点の様子からの「起こりそうな動作の推測」「その時の状態の推測」をするときに使います。

「彼はこれから頑張りそうです」(未来の動作の推測)
・・・OK

「彼は今頑張っていそうです」(今の状態の推測)
・・・OK

「彼は頑張ったそうです」「頑張っているそうです」
・・・NO(伝聞の「~そうだ」の意味になり、「彼が頑張ったと聞きました」「彼が頑張っていると聞きました」という意味になります)

「昨日話を聞いたとき、彼は頑張りそうだと思いました」
・・・OK(その時点での未来の可能性を判断しているため自然です)

「~そうだ」の例文

「~そうだ」を使った例文① 同僚同士の会話

同僚A :最近のエマさんの様子はどうですか?

同僚B:エマさんは、ため息ばかりついていて、少し疲れていそうです。


▶見た様子からの判断。確実性はやや高め。

ため息ばかりついて、疲れていそうだ

ため息ばかりついて、疲れていそうだ

「~そうだ」を使った例文② 友人同士の会話

友人A :あのパンダ、目を半分閉じていますね。

友人B:はい。なんだか眠そうですね。


▶見た様子を伝える自然な会話表現。

目を半分閉じて、なんだか眠そうだ

目を半分閉じて、なんだか眠そうだ

「~みたいだ」 とは

~みたいだ」は、主観的で、確かさの程度は「~ようだ」「~そうだ」よりは低く、日常会話でよく使われる少しくだけた表現です。looks like / seems like

「~みたいだ」をまとめると、以下のようになります。

●性質:主観的
●確実性:中くらい
●場面:日常会話(ややカジュアル)

「~みたいだ」は、しゅかんてきで、たしかさの ていどは 「~ようだ」「~そうだ」よりは ひくく、にちじょうかいわで よく つかわれる すこし くだけた ひょうげんです。

「~みたいだ」をまとめると、いかのようになります。

●せいしつ:しゅかんてき
●かくじつせい:ちゅうくらい
●ばめん:にちじょうかいわ(ややかじゅある)

接続

普通形(なA/N)+みたいだ

「~みたいだ」の例文

「~みたいだ」を使った例文① 同僚同士の会話

同僚A :最近のエマさんの様子はどうですか?

同僚B:エマさんは、表情が少し暗くて、疲れているみたいです。


▶見た印象を伝えるややカジュアルな表現。確実性は中くらい。「~そうだ」よりくだけた表現。

表情が少し暗くて、疲れているみたいだ

表情が少し暗くて、疲れているみたいだ

「~みたいだ」を使った例文② 友人同士の会話

友人A :あのパンダ、ずっとあくびをしているね。

友人B:本当だ。眠いみたいだね。


▶見た印象を伝える自然な会話表現。「~そうだ」よりくだけた表現。

あくびをしていて、眠いみたいだ

あくびをしていて、眠いみたいだ

「~っぽい」 とは

~っぽい」は、主観的で、確かさの程度は低く、日常会話でよく使われるくだけた表現です。kind of / looks like / seems like

「~っぽい」をまとめると、以下のようになります。

●性質:主観的
●確実性:低め
●場面:日常会話(カジュアル)

「~っぽい」は、しゅかんてきで、たしかさの ていどは ひくく、にちじょうかいわで よく つかわれる くだけた ひょうげんです。

「~っぽい」をまとめると、いかのようになります。

●せいしつ:しゅかんてき
●かくじつせい:ひくい
●ばめん:にちじょうかいわ(かじゅある)

接続

普通形(なA/N)+っぽい

「~っぽい」の例文

「~っぽい」を使った例文①

友人A :今日のエマさん、とても静かだね。

友人B:うん、なんか、寝不足っぽいし、疲れているっぽいよね。


▶あいまいな印象を軽く伝える表現。確実性は低めで、カジュアル。

とても静かで、疲れているっぽい

とても静かで、疲れているっぽい

「~っぽい」を使った例文②

友人A :あのパンダ、時々、目をこすっているね。

友人B:うん、なんか、眠いっぽいね。


▶あいまいな印象を軽く伝える表現。カジュアル。

目をこすって、眠いっぽい

目をこすって、眠いっぽい

「~ようだ」と「~そうだ」と「~みたいだ」と「~っぽい」の比較

「~ようだ」と「~そうだ」と「~みたいだ」と「~っぽい」の比較①

彼は目の下にクマができていて、だいぶ疲れているようです。

・誰が見てもわかる客観的な事実に基づく報告。
・フォーマルで確実性が高い。上司への報告など。

彼はため息ばかりついていて、少し疲れていそうです。

・見た様子(ため息)からの判断。
・やや主観的だが、ある程度確実性があり、日常会話・報告でも自然。

間違い

・「少し疲れているそうです」だと、誰かから聞いた話「伝聞」の意味になってしまいます。

彼は表情が少し暗くて、疲れているみたいです。

・見た印象・雰囲気からの判断。
・主観的で、確実性は中くらい。カジュアル寄りの日常会話。

彼は今日いつもより静かだから、疲れているっぽい。

・見た様子からのあいまいな印象。
・主観的で、確実性は低め。カジュアルな日常会話。

「~ようだ」と「~そうだ」と「~みたいだ」と「~っぽい」の違い

「~ようだ」

根拠:見た・聞いた・感じたことからの理性的判断(データ・公式情報など含む)
性質:やや客観的
確実性:高い
場面:ニュース・報告・フォーマル
接続:普通形(なAな/Nの)+ようだ

「~そうだ」
根拠:見た目の様子・状態からの判断 ※聞いた情報は、伝聞の「~そうだ」
性質:やや主観的
確実性:高め
場面:日常会話
接続:

●降りそうだ(Vます+そうだ)

●降らなそうだ(Vな+そうだ)
●面白そうだ(いA+そうだ)

●面白くなさそうだ(いAくな+さそうだ)

●暇そうだ(なA+そうだ)

●暇じゃなさそうだ(なAじゃな+さそうだ)

注意:本来は「降らなそうだ」「来なそうだ」が正しい文法ですが、会話では「降らなさそうだ」「来なさそうだ」と言うネイティブも多いです。この「さ」は本来不要ですが、話し言葉として使われています(さ入れ言葉)。

「~みたいだ」
根拠:見た・聞いた・感じたことからの印象的判断
性質:主観的
確実性:中くらい
場面:日常会話(ややカジュアル)

接続:普通形(なA/N)+みたいだ

「~っぽい」
根拠:見た・聞いた・感じたことからのあいまいな判断
性質:主観的
確実性:低め
場面:日常会話(カジュアル)

接続:普通形(なA/N)+っぽい

練習問題(「~ようだ」「~そうだ」「~みたいだ」「~っぽい」)

(  )内には「~ようだ」か「~そうだ」か「~みたいだ」か「~っぽい」が入ります。自然なものを選んでください。

解答例

明日の東京は雪が降るようです。 

あしたの とうきょうは ゆきが ふるようです。


▶ニュース・フォーマル。

解答例

友人A:昨日の試合、勝ったかな? 

友人B:選手たちが笑顔で帰ってきたから、勝ったみたいだね。


▶推定の意味で「勝ったそうだね」とは言えない。

解答例

友人A:あの猫、もう元気になったかな? 

友人B:さっき、しっぽをピンと立てて走っていたから、もう元気になったみたいだね。


▶推定の意味で「元気になったそうだね」とは言えない。

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