
私は今年の夏、日本に行きました。日本を旅行していた間に(あいだに)、とても暑かったです。

日本を旅行していた間(あいだ)、とても暑かったんですね。

「間に(あいだに)」じゃないですか。「間に」と「間」の違いがわかりません。ニュアンスはどう違いますか。
「私は今年の夏、日本に行きました。日本を旅行していた間、とても暑かったです」が自然な言い方です。なぜでしょうか。「間に」と「間」の使い分けは下で解説します。

3日間、東京に滞在しているうちに、涼しかった感じがありました。

東京に滞在していた間(あいだ)は、涼しく感じたんですね。

「うちに」は使いませんか。「間(あいだ)」と「うちに」の使い方はどう違いますか。
「3日間、東京に滞在していた間は、涼しく感じました」が自然な言い方です。なぜでしょうか。「間」と「うちに」の使い分けは下で解説します。
「間(あいだ)」
・・・ある時間ずっと続く
「間に(あいだに)」
・・・続いている時間の中で何かをする・別のことが起きる
「うちに」
・・・変化が起きる前に行動する/気づかないうちに変化する
日本語では、時間や状態の範囲を表すときに、「間」「間に」「うちに」といった表現を使います。
英語では、「間」も「間に」も”while”と翻訳されてしまったりするのですが、日本語ではニュアンスや使い方に違いがあります。
ここでは、それぞれの意味や使い方をわかりやすく整理し、例文も紹介します。
間(あいだ)の意味と使い方
「間(あいだ)」とは、二つのものに挟まれた部分や範囲のことです。時間について言うときは、ある範囲の一続きの時間を表し、「~の時間、ずっと…」何かが続くという意味になります。
「間(あいだ)」の例文
母が出かけている間、宿題をしていました。

「ずっと宿題をしていました」と言わなくても、「お母さんが出かけている間、ずっと宿題ををしていた」という意味になります。
私が本を読んでいる間、母は料理をしていました。

テレビを見ている間、ずっとお菓子を食べていました。

間に(あいだに)の意味と使い方
「間」とは、上にも書いたとおり、二つのものに挟まれた部分や範囲のことです。そして、時間について「間に」と言うときは、ある動作や状態が続いている期間に、別のことが起きることを表します。(発生・完了)
「間に(あいだに)」の例文
母が出かけている間に、宿題を終わらせました。

「お母さんが出かけている」時間の中で、「子どもが宿題を終わらせる」という別のことが起きたことを表します。
本を読んでいる間に、寝てしまいました。

本を読んでいる間に、寝てしまった
「私が本を読んでいる」時間の中で、「私が寝てしまった」という別のことが起きたことを表しています。
この例文は、「本を読んでいるうちに、寝てしまいました」という言い方もできますが、ニュアンスは少し違います。これについては、「うちに」のほうで説明します。
寝ている間に、雨は止んでいました。

「私が寝ている」時間の中で、「雨が止んだ」という別のことが起きたことを表しています。
この例文は、「寝ているうちに、雨は止んでいました」という言い方もできますが、ニュアンスは少し違います。これについては、「うちに」のほうで説明します。
うちに の意味と使い方
「うち」とは、ある一定の区域・範囲の中のことで、時間のことについて「うちに」と言うときには、以下を表します。※変化を問題にしています。
1.「変化が起きる前に」(チャンスがなくなるから今する)
2.「気づかないうちに」(無意識の変化)
「うちに」の例文
料理が冷めないうちに食べましょう。

「おいしく食べるチャンスがなくなってしまうから、今食べましょう」「変化が起きる前に」というニュアンスです。
本を読んでいるうちに、寝てしまいました。
ほんを よんでいるうちに ねてしまいました。

本を読んでいるうちに、寝てしまった
「本を読んでいる間に、気づいたら寝てしまっていた(無意識)」と言うニュアンスです。
忘れないうちに、メモしておきます。
わすれない うちに、めもして おきます。

「忘れる前に」「変化が起きる前に」というニュアンスです。
これから忙しくなるので、今のうちに休んでおいてください。
これから いそがしくなるので、いまのうちに やすんでおいてください。

「これから忙しくなって、休むチャンスがなくなってしまうから、今休んでおいてください」「変化が起きる前に」というニュアンスです。
間(あいだ)・間に(あいだに)・うちに の比較
私が本を読んでいる間、母は寝ていました。
・私が本を読んでいる間、ずっと母は寝ていました。
私が本を読んでいる間に、母は寝てしまいました。
・私が本読んでいる時間のなかで、母が「寝る」という別の出来事が起きた。
私が本を読んでいるうちに、母は寝てしまいました。
・私が本を読んでいて気づかないうちに、母は寝てしましました。
間・間に・うちに の違いをもう一度確認
「間(あいだ)」
・2つの動作・状態が同時に続く
・ある時間ずっと続く
「間に」
・継続した時間のどこかの時点で別の出来事が起きる
「うちに」
・変化が起きる前に行動する/気づかないうちに変化する

私は今年の夏、日本に行きました。日本を旅行していた間に(あいだに)、とても暑かったです。

この場合は、「日本を旅行していた期間ずっと暑かった」という意味なので、「日本を旅行していた間(あいだ)、とても暑かったです」が自然ですね。

3日間、東京に滞在しているうちに、涼しかった感じがありました。

これも、「東京に滞在していた期間ずっと涼しかった」という意味なので、「東京に滞在していた間(あいだ)」が自然ですね。「涼しかった感じがありました」は「涼しく感じました」が自然な言い方です。
練習問題(あいだに・うちに)
次の例文について「あいだに」「うちに」のどちらが自然ですか。
※解答例の記号の意味(〇:自然 △:少し不自然 ✕:不自然)
あいだに:〇
うちに:〇
▶「あいだに」を使うと「日本にいる期間の中で、納豆が食べられるようになった」という意味になります。
▶「うちに」を使うと「日本にいる期間中、気づかないうちに納豆が食べられるようになった」というニュアンスになります。
あいだに:〇
うちに:〇
▶「あいだに」を使うと、「母が出かけている時間の中で、掃除を終わらせた」という意味になります。
▶「うちに」を使うと、「母がいないことをチャンスだと思っていて、母がいない間に、掃除を終わらせた」というやや焦って行動したニュアンスになります。
あいだに:✕
うちに:〇 スープが温かいうちに飲んでください。=スープが冷めない前に飲んでください。(今がチャンス)
▶「うちに」を使うと、「スープが温かいうちに=スープが冷める前、おいしい間に飲んで」という意味になります。
あいだに:✕
うちに:〇 雨が降らない間に帰りましょう。=雨が降る前に帰りましょう。(今がチャンス)
あいだに:〇
うちに:△
▶「あいだに」を使うと「3時から4時までの時間の中で、来てください」という意味になります。
▶「うちに」を使うと「3時~4時の間に来ないと何か不都合なことが起きるので、その時間に来てください」というニュアンスになります。
あいだに:✕
うちに:〇 (自然に上手になる)
▶「うちに」を使うと「練習している間に自然と上手になる」という意味になります。
あいだに:〇
うちに:✕
▶「あいだに」を使うと「留守の時間中に誰かが来た」別の出来事が起きたという意味になります。
あいだに:△
うちに:〇
▶「うちに」を使うと「気づかないうちに帰ってしまった」という意味になり、より自然です。
あいだに:✕
うちに:〇
▶「うちに」を使うと「明るいうちに=暗くなる前に帰ってきて」という意味になります。
